ラブ・カクテル
「文也も?、、、文也も好きだけで、カクテルコンクールに出るの?」

「ダメなの?好きなもので、1番になりたいと思っちゃ」


、、、別に、ダメってことはない。


ただ文也は、一流のバーテンダーになりたくて出るんじゃないの?


目標があるから、頑張るんじゃないの?


だったら、あたしはその場にふさわしくなんかない。


だって、諦めたんだから、、、


バーテンダーになることも、、、


「また、難しい顔してる。理沙は考えすぎなんだよ」


文也は、そっとあたしの頭を撫でる。


「だって、俺が理沙と付き合ってるのは好きだからで」


、、、それは、あたしも同じだ。


「だから、傍にいたいと思う」

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