ラブ・カクテル
好きだから、そばに居たい。


それは、恋愛だけの話じゃない?


好きだから、カクテルコンクールに出るのとは違うんじゃ、、、


「全部好きから始まらないと、その先に未来はないんだよ」


、、、未来。


確かに、今のあたしには何があるのだろう。


「好きって気持ちを、殺す必要なんてない」


そう言って、文也は笑った。


その笑顔が、胸がキュンッとなった。


「理沙が出たいと思うなら、出れば良い。出たくないなら、出なければ良い。今、理沙がやりたいと思うことをやれば良い」


、、、あたしが、やりたいと思うこと、、、

< 476 / 580 >

この作品をシェア

pagetop