*続*先生、甘い診察してください
「あ、起きた」
「あの……これは一体……」
智也さん以外の人と寝ちゃった。
アッチ系な事はしてないけど。
「あんたが悪いんだよ。俺の制服の裾掴んで、離してくれなかったから」
「そ、そうだったの……?」
私が悪いのか。
それは申し訳ない。
「転入早々、授業サボっちゃったじゃん」
「ごめんなさい……」
私の馬鹿~。
思い切り迷惑かけちゃった……。
「別にいいよ。気にしないで。それより、体調はどう?」
「あ…一応、大丈夫みたいです……」
寝たら良くなったみたい。
「そう。よかった」
あ、爽やかだ。
彼の笑った顔は、本当に爽やかで、この人モテそうだな~と心の中で思った。