*続*先生、甘い診察してください







「ここには友達の紹介で来たんです。ここの先生なら優しいって」




夏依ちゃんは緊張が解れ、いつしか笑みが零れていた。


その笑顔を見て思った。




可愛くて、モテそうだと。







「智也さん、本当に優しいよね。子供っぽいとこもあるけど……」



そんな話をしてるうちに、智也さんが戻ってきた。






「ごめん遅くなって。ねぇ、何か盛り上がってたみたいだけど、何の話してたの?」



私は唇を人差し指に当てて「内緒」と言った。


そしたら智也さんはやや不満そうに口を尖らせた。





< 340 / 463 >

この作品をシェア

pagetop