*続*先生、甘い診察してください




ポンッと、乱暴に手が私の頭に置かれたと思ったら。





「妬くなぁ。あいつ」



ボソッと、そう呟いた。






「え、妬く?」

「だってあいつヤキモチ妬きだもん。そんなに妬かせて楽しい?」



悪戯っぽく、からかうような口調で言われ「そんなわけないです」と素っ気なく答えた。







「でも妬くわけないですよ。だってコレは……」



いらないからあげる!みたいな感じでくれた物だもん。


バレンタインの贈り物と違って意味なんてないよ。




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