*続*先生、甘い診察してください
―ガチャ
「おーい、智也」
バットタイミングで休憩室に入ってきたのは……翔太くん
「……何してんの?」
「お兄ちゃん……」
目を細めて、少し怖い顔をして翔太くんはこっちを見てきたけど、別に気にしない。
「翔太くん、あやちゃんって良い香りするね」
「そりゃあそうだろ。って……離れろっ!!」
翔太くんがあやちゃんの肩を抱いて、強引に引き離そうとしたきた。
僕は「嫌だ~」と言いながらあやちゃんを更に強く抱きしめた。
「うぅ……苦しい、です……」
「あぁっ!!あやちゃ~ん!!」
ぎゅ~っとし過ぎたみたいで、あやちゃんはグッタリしてた。