あたし魔法少女。



「でね、本題に入りたいと思う」
「おい待て、さっきのが本題じゃなかったのか?これ以上びっくりするような話を俺は聞かされなきゃなんないの?」
「まあ聞いてよ。あたしが魔法少女だってこと聞いてからじゃないと絶対理解できない話だからさ」
あたしは紅茶を一口飲んだ。

「あのね、身置きさせてほしいの」
「は⁈」
「魔法少女なんてさ、そうそういるもんじゃないでしょ?もしあたしの正体がヤバい奴にバレたらヤバいことにやっぱなるわけじゃん?」
「いや、そんな心配するなら俺にも話さなきゃよかっただろ」
「幼なじみの隼人には話さなきゃなんないの!人間界で初めてできた友達なのよ?」
「…まあそれはいいとして、身置きの意味が俺には全くわからないんだけど」




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