湖都子のポエム2

もう止めることなんてできない…


子供のように眠っている
可愛い寝顔を見下ろして

こんなに無防備に眠ってしまって
男として意識されてない…って
胸が甘く痛んだ

今まで感じたことのないような
愛おしさ

俺は…
こんなにも愛してしまっていたんだ
もう止めることなんてできない
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疲れたのか、ソファーで子供のように眠ってしまっている愛里。可愛い寝顔を見下ろして…
さくらんぼ色の唇が小さく開いて、寝息をたてている

風邪ひいたら困るな、「起きて、こんなところで寝たら風邪をひく」「…ここで寝る…」声の甘さが、心にさざ波を立てる

…ああ、なんてかわいいんだろう
本当に子供のように無邪気な寝顔
さくらんぼ色の唇

隣に座ってみた
寝ぼけたように、俺の胸に頬を擦り寄せる
「…よかった…しーちゃんがいてくれて…」
呆然とする

今まで一度も感じたことのないような、甘く、胸が痛んだ
愛おしさ…
甘く、切ない気持ち
速い鼓動…こんなにもドキドキしてる

俺は震えるため息をつき…
…俺は…
…こんなにも愛里を愛してしまっていたんだ…
…もう、この気持ちを止めることなんてできない…
俺の鼓動がどんどん速くなる
胸がキュッと苦しくなる
痛くて、甘い想い

眠る愛里の唇に優しく唇を重ねた
…ああ、どうしよう、オレ…
愛おしさに胸が熱くなり…
もう一度、そっと触れるように唇を重ねた



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