湖都子のポエム2
ずーっと…

1人でも大丈夫と想いながらも
チリチリと焦げるような淋しさ

諦めようと決心したのに
手をのばしたくなる
期待してしまう

バカ…
これ以上夢中にさせないで…

ずーっと仲良くしていたい
あなたについていく
ずーっと…
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久しぶりに1人で食べるご飯、出会う前に戻っただけなのに、おいしく感じられなかった
料理の仕事したいって思ってるのに、前よりも下手になった?

ピンポーン…誰かきた。インターホンにうつる顔にびっくりした。詩音だった…どうしよう…
と思っていたら、鍵を開けて入ってきた。な…なんで…

詩音「勝手に出ていって、今度は居留守か…どういうつもり…?」
初めて見る、こんな怖い顔。こんな顔するなんて、私のせい?
愛里「………」何も言えなかった
詩音「俺のこと嫌いになった?」
愛里「嫌いじゃないけど、同じような思いかはわからない」
詩音「どういうことだ?」
愛里「私はずっと好きだけど、住む世界が違う…そばにいても苦しかった。仕事の邪魔になってるんじゃないかな…って」
詩音「まさか…このまま別れてもいいとか思ってない…よね?」
愛里「仕事の邪魔になってるなら…」
詩音「俺にとっては、愛里はどうでもいい人じゃない。俺は好きだよ…本気で…本当に好きだよ。ずっと変わってないし、これからも変わらない。もっとちゃんと俺と向き合ってよ。仕事も周りのことも、全部関係ないんだよ。お前の気持ちはどうなんだよ。」
愛里「好きだよ。」
詩音「世界で一番かわいい。大好きだよ。俺の気持ちを信じて…もう逃がさないよ…」
愛里「素直になりたかったのに、自分に自信なくて…こごめんなさい」
詩音「ダメ…許さない。俺のこと信じてくれるまで…絶対に離さないからね」
ギュッと抱きしめられた。く…苦しい
胸をドンドンと叩くと、離れていった
詩音から、紙を渡された。婚姻届…
詩音「愛し、愛されるなんて、これ以上に素敵なことなんてないよ。これからはどんなことがあっても、愛里のこと嫌いになったりしないから、安心して俺だけのものでいろ。」
愛里「はいっ…あなただけの…」
詩音と一緒なら、一生ついていこうと思えた


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