湖都子のポエム2
もう…一緒にはいられない

あなたが幸せでありさえすれば
私はそれでいいんだから

私に幸せをくれた
私はいつももらってばかりだった

私だってあなたに幸せになってほしいのに
何もできなかった

なんでこんなにも寂しくなるの?
いつまでも一緒にいられないって
わかっていたのに
心の底では一緒にいたいって
そんなことを願ってたのかな?

初めからわかっていたのに
そのつもりで毎日を過ごしたのに

出て行くことを決めた
もう一度会ったら
もう出ていけなくなるって思ったから
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アランは、仕事に出かけていた
誰かきたみたい。
色気むんむんの女性。普通の男なら、きっと夢中になるような綺麗な人

私に気づいて、執事にアランのモデルをしていることを聞いたみたい
彼女の目は怒りを含んで爛々と光りながら、私をみつめ、威嚇するように睨んだ。ギラリと光る瞳…

「なんで、こんな子と一緒にいるの?この私を放っておいて、こんな子と一緒に住んでいるの?」

まるで私のせいでアランと会えなくなったとでも言っているかのよう…

「出て行きなさい…ここは、あなたがいる場所じゃないわ」

執事の話ては、彼女はアランの両親が決めた婚約者だった。婚約者がいるなんて知らなかった

私は、もう彼と一緒にいることはできない。モデルの給料は予想以上に高額だったから、自分で部屋を借りられないわけじゃない。

いつまでも一緒に暮らせるわけがなくて…

愛里は、荷物をまとめ、執事に出て行くことを告げて、家を出た

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