湖都子のポエム2
運命を信じる
奇跡みたいに
出会えただけでも
感謝しないと
あの日…から忘れられなかった
絶対…あの時の子だ…
白昼夢を見ていると思った
勇気がなくて何もできなかった
俺の初恋…
ぼんやりしている間に
あの子は他のヤツのものになってた
それでも忘れることのできなかった
思い出の中の子
近づきたい…もっと…もっと…近くに…
運命を信じる
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大学から家に帰ると、庭に誰かがいた…
女の子が泣いているところを見て、心臓が止まるかと思った。絶対あの時の子だ…
子供の頃、母親に連れられて行った日本で会った子だ…一度しか会ったことがなかったけど、忘れられなかった子
白昼夢を見ているのかも…幻かも…
近づき、髪をなで、「泣かないで…」と囁いた
なんで…ますます泣いている…
母親が家から出てきた
「アッシュ…愛里を泣かせたの…」
「ち…違います…泣いてる私に、優しくしてくれて…」
「そう…また泣いてたのね…」アッシュと同じように髪を撫でる…
「愛里、お茶にしましょう…先に家に入ってて…」
あの子がいなくなってから、泣いていた理由を聞いた…そして、気分転換にしばらくうちの離れの客室に住む…!?
もしも、もう一度逢えたら、その時は運命だって思ってた。運命を信じることにする