湖都子のポエム2

さよなら…

私…バカだな
今までずっとあなたの優しさに甘えてた
いつのまにか勘違いしてた

思い描いた理想とは違うんだね
泣きたくなった

性格も暗いし
わがままだし
かわいくもないし
どうしてつきあってるのか…
不思議だった

釣り合ってない
それは…気づいていた…

あなたの隣には
もう他の人がいるんだね
だから…私は…あなたから離れる

現実だと思いたくなかったけど
現実なんだ
あなたはやっぱり遠い人だった
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愛されてる…って、思っていたのに、あの指輪は恋人の証でもなんでもなかったんだ

愛里が働くレストラン。なんだかザワザワしてる。気になって覗いてみた。彼が女の子と一緒に仲良く食事していた

なんでこんなことになったの?好きって言ってもらえなくても、言葉がなくても、会えなくても…心はつながってると思ってた

あ…私にすることも、みんなと同じなんだな…みんなに明るくて、優しい。私にだけじゃなかったんだね

他の人に聞いたら、前からよく2人で来ていたと聞いた。

また、浮気されてたんだね。ううん…つきあってると思ってたのは私だけなのかもしれない

なんか改めて、あなたってもてるんだなぁって思った。私と違って、2人はお似合いだった。遠い世界の話…って感じた。やっぱり遠い人だった

「好き」って言葉の意味も重さも1つじゃない
予感はしてた。覚悟もしていたせいか、涙も出なかった。現実を受け止めた。


さよなら…
もらった指輪を宅急便で返した




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