ロクデナシの恋
「崇とは寝てないし、
これからもそんなつもりはない。
2度と崇には連絡もしないし、
データも全部消去した。」
バカみたいに私が負けた。
崇とは寝ていないし、こらからも寝るつもりもないと、しつこいほどに繰り返し伝えた。
藤堂は、そんな私の話を興味なさそうに聞いていたし
私の言葉を
信じたのかどうかもわからない。
もしかすると、藤堂にとってみれば、
どうでもいい話だったのかもしれない。