思いよ、とどけ
目が覚めると、誰もいなかった。


お昼過ぎの部屋はさみしい。


自分が息をする音しか聞こえない。


スーハースーハー


まだ、生きてるんだね、私。


余命宣告されて、交通事故に巻き込まれた。


「…浩太に……会いたい……」


コンコン


誰かが入ってきた。


「せんせ?」


「……か、和美…」
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