思いよ、とどけ
ピッピッピッピッ…


「浩太ぁっ!」


目をぼんやり開けると、和美がいた。


「なんで黙ってたのよ…


 私たち、恋人であり、幼なじみなんでしょ?」


「ごめ……ん……」


もう、貴女の温もりを感じられなくなるね…


「浩太!しっかりしろよ!まだまだ行けるから」


「翼……せんせ…」


だんだん意識は遠くなって…


目が開けらんない
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