思いよ、とどけ
「ケホッケホッケホッ……ッゲホッゲホッ」


「ゆーっくり息吸ってーはいてー」


「…」


「ちゃんと寝てね?


 今、ほんとに危険な状態だから」


「ん…」


「おやすみ…」


部屋に誰もおらんくなると、


寂しさがつのる…


「浩太…なんで私を一人にするのよぉ…」


目を閉じて、一ヶ月たつのに…あなたが忘れられない…
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