姫は冷血王子の所有物
「え?このつまみは高坂のだろう?」
「だからっ‼︎私は別におつまみ好きじゃありませんからっ‼︎」
「はいはい。わかったよ。」
またポンポンと頭を軽く叩いて笑う部長。
「ほら。早く帰るなら帰ってください。」
「本当に素直じゃない。」
クスクス笑って、帰り支度を始める。
(なんでこんなにムッとくるのかな?)
なんて思っちゃうほど、部長にムカついている私。
いや、上司なんだけどね。