姫は冷血王子の所有物


「え?このつまみは高坂のだろう?」








「だからっ‼︎私は別におつまみ好きじゃありませんからっ‼︎」









「はいはい。わかったよ。」









またポンポンと頭を軽く叩いて笑う部長。








「ほら。早く帰るなら帰ってください。」









「本当に素直じゃない。」










クスクス笑って、帰り支度を始める。










(なんでこんなにムッとくるのかな?)










なんて思っちゃうほど、部長にムカついている私。









いや、上司なんだけどね。


< 43 / 143 >

この作品をシェア

pagetop