記憶
大丈夫
俺はあの時のことを思い出していた。


話は3ヶ月前に遡る

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あの頃は俺(永遠 トワ)、蓮 (レン)、慎太郎(シンタロウ)、日向子(ヒナコ)、望海(ノゾミ)の5人でいつも一緒にいたんだ。
まわりの友達と比べても かなり仲が良かったと思う。

その中でもから俺と望海は結構仲良くて本当のカップルのような感じだった。
たぶんそこら辺のリア充の百倍は幸せだった。
その根拠はたくさんあるけど
1番印象に残ってるのは給食の時間に望海が食べていたお弁当があまりに美味しそうだったんだ。
「望海、それ少しちょうだい!」って俺が言ったら望海のやつ 笑いながら「いいよ、はい!」って食べさせてくれてさ 美味しかったんだけどそれよりも幸せの方が大きかった。
望海は学年でもかなり可愛い方で結構モテてた。そんな望海と一緒にいる間にだんだん惹かれていって気がついたら俺は望海に恋してた。

よく俺は「望海さ、俺の事好きだろ?(笑)」なんてLINEで聞いてみたりしてたんだけど
望海はいつも「んー、likeだよ(笑)」なんて言っててよくわかんなかった。
いつしか俺も本気で望海のことを好きになっていた。

「なぁ蓮。俺さ、望海のこと好きだわ」
そんなことばかり蓮に相談してた。でも いつも蓮は
「へー!いいじゃん!告ればー?」なんて言ってくる。そんな簡単な問題じゃない。
そんなことを考えてたら
「永遠さ、ビビってる?望海に振られるの怖いの?」なんて言ってくるから俺は調子に乗って「は?余裕だよ!いいよ今日望海に告ってやる。」なんて無理な約束をしてしまった。
確かに俺と望海はその時までに色んなことがあった。でも正直俺は蓮の言う通り少しビビっていた。
そんなこんなで告白なんて出来るはずなくて
「永))望海、大事な話あるんだけど。」
「望))どうしたの?」
「永))あのさ、いや、なんでもない(笑)」
「望))なによー(笑)言いなさい!」
「永))えー、待ってよー(笑)」
なんてLINEを繰り返すばかりだった。
でも俺もこんな終わり方は嫌だったんで
「永))じゃあさ、今は言えないけど いつか絶対に俺の気持ち伝えるからその時まで待っててくれる?」って送りました。
そしたら少しして望海から返信が来ました。
「望))うん。絶対だよ?待ってるね。」
俺は嬉しかった。
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