記憶
翌日 昨日のことを蓮に話したら「なんだよ!言えばよかったのになぁ」なんてニヤニヤしながら言ってる。
望海はいつも通り日向子と何かを喋っていた。
俺はずっと昨日のことが気になっていた。
望海のあの言葉....俺は勘違いしていいんだろうか?そんなことを考えていたら望海と目が合った。望海は照れている。その顔を見ていたら俺は少し恥ずかしくなってその場から離れた。

その日の夜 俺はいつものように望海とLINEしていた。そしたらなぜか望海は落ち込んでいた。
「永))どうした?」
「望))なんでもないよ。」
「永))いいから言えよ。一人で抱え込むなって」
「望))ありがと。あのね、高橋がね、蓮と麻美が付き合ってるの知ってて なんであんなに蓮と仲良くしてんだよって言ってきて....あたしどうすればいいのかな。」
高橋は俺が1番嫌いなやつだった。俺はすぐに望海に電話した。
「永))もしもし?大丈夫?」
「望))え、うん。どうしたの?」
「永))どうしたの じゃねーよ!他に何言われた?」
「望))お前最低だなって。人の気持考えろよって言われた。」
「永))そっか。まぁ、うん。あれだよ。なんかあったらすぐ言えよな?俺は何があってもずっと望海の味方だから。俺が絶対守ってやるから。だから大丈夫。安心してな。」
「望))えっ....ありがとう。今日ほんとにどうしたの?いつもの永遠じゃないよ(笑)」
「永))うるせえな(笑)俺はもとから優男だっての!」
望海は笑ってた
「永))よかった」
「望))えー?なにが??(笑)」
「永))望海やっと笑ったな!結構心配してたんだぞ?」
「望))だって永遠が急にそんなこと言うんだもん。ちょっと恥ずかしかったよ(笑)」
やばい。可愛い。やばい。死ぬ。
なんて思ってたら望海は「変なこと考えてたでしょー?(笑)」なんて言ってくる。
「永))いや、かわいーなって思ってた(笑)
....やっべ!口滑った。なんでもないよ!」
望海は黙ってしまった。
「永))の、望海....?」
「望))ありがと。じゃあご飯だからバイバイ!」
なんかまずい気がする。どうしよう。そんなこと考えて落ち込んでたら日向子からLINEがきた。
「日))永遠ーー!なんか望海すごくテンション高いけどあんたなんかした?(笑)」
うわー、よかった。とりあえず安心。
「永))まじ?なんかしたっけなー?」
なんてテキトーに返しといた。日向子は正直言ってブスだ
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