*誰よりも愛おしい君へ*
呼び出されて着いた場所は屋上。
ココで何を言われるんだろう…?
しかし、着いたのはイイけど
いきなりの沈黙。
自分から呼び出しておいて沈黙は
あり得ないでしょ!
「話しって…何?」
「じ…じつは…あのね、
ぼ…ぼくと………。」

え?また沈黙?
僕と何?
「何?」
「デートして下さいっ!」
は?デート?
「デートってどこに?」
「あっ、実はね!ティスニーランドの
優待チケットが手に入ったんだ!
それが2枚あって美香ちゃんと
行きたいなぁって思ったんだけど…。」
ティスニーランドか…。
でも、行った事無い。
「やっぱり…ダメ?」
「ううん。イイよ。」
OKしてしまった…。
でも、興味本位だから!
遊園地とか小さい頃に
1回だけだし…。
そりゃあ、行きたくもなるよ。
「本当に!!嬉しいー!
じゃあさ、連絡とか取れるように
メアド交換しようよ!」
「あー…ゴメン。携帯持ってない。
でも、PCメールならあるから
そっちでもイイ?」
「もちろん!」

教えてしまった…。
念のために言っておかないと…。
「ティスニーランドに関係する
メールだけにしてね。それ以外の事で
しつこくメールしてきたらもう
返信しないから。」
「う…うん。わかったよ。
じゃあ、また後でね!」
そう言って走り去って行った。
やっぱ男の子って速い。
「さぁーてと、戻りますか。」
そう言い残し、その場を去った。

「みーかーちゃん!何を言われたのかなー?白状しなさいっ!」
やっぱりそう来たか…。
「デートに誘われた。」

シーン…。

え?何でみんなコッチ見てんの?

「マジで?よかったね!
それで返事は!?」
「デート先がティスニーランドで行ってみたいからOKにしたよ?」
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