乱華Ⅱ




颯人の言葉に心当たりありすぎるタクは、何も言えなくなり顔をだんだんと下げて行く。その拳はきつく握っていた。




「…じゃぁなんだ?指咥えてあいつが壊れるのを待てって言うのかよ!?俺はそんなのゴメンだ!!悪いが俺はー…」




タクは目の前のテーブルをひっくり返して威嚇するようにだんだんと声を荒げる。



その音でやっと司がハッとして、カシスオレンジが入っていたグラスを床に置いた。




ガッ




その時勢い良く颯人がタクの胸ぐらを掴む。


久々に見る颯人の動きに、俺もタクも…正宗も司もみんな目で追えなかった。



そんな素早い動きの颯人とタクは一色触発な空気。



流石に俺はタクを後ろから羽交い締めにした。こんなところで喧嘩とか勘弁よ〜?


それは正宗も同じだったようで、颯人を後ろから押さえつけ、殴るなよと空気で示していた。





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