乱華Ⅱ

fourth






それから3日後の金曜日。
前日タクのマンションに泊まっていた俺が朝から起きるハズもなく、学校に登校したのは11時過ぎだった。





勉強なんてもちろんするわけもなく、屋上で時間を潰す。
…が、落ち着かない。




気を紛らわせるようにタバコに火を付ける。





…気づいた時には足元に十数本のタバコの吸い殻が落ちていた。





「はぁー」



ミリと飯を食うだけだってのにこの感じ。俺は本当にこの前までの俺と同一人物か?と疑問が頭を掠める。






そんな長い1日(とゆーよりは半日)が終わった午後5時。




ミリとは繁華街の近くにある公園で待ち合わせをしていた。



この公園は繁華街が近いからか、はたまた遊具がボロボロだからか、小さな子供が遊んでいる事なんて滅多になかった。




もちろんそれは今日も例外ではなく、誰もいなかった。




一度家に帰って私服に着替えてからここに来たわけだが、やっぱり落ち着かなくて公園のベンチに座ってタバコに火を付けた。




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