スヴィエート王国




「そうだ!これから一緒にディナーでもいかがかな?」



「い、いえ、遠慮いたします。では…」



ブラム兵長の誘いを無視し、早歩きで会議室から出た。


兵長は兵長でも、その名がなければただのスケベな叔父さんだろう。





「ベシー様!お疲れ様です」


扉の真横で、姿勢正しく立っているルーサーとクレイグ。



「悪い、待たせたな。じゃあ、帰るとするか」


ああ、疲れたな〜……今日は早く寝よう。













2日後。



早速、集会があった。


総勢3000人程の全ての兵士が、綺麗に列を作っていた。






「今から、皆に報告がある!」



ブロム兵長が演壇に立ち、威勢のいい声で話を始めた。



「特攻隊に、さらに優秀な兵士を集めた選抜兵を作る事にした!」



ここで初めてこの事を知っただろう兵士達は、皆、驚いた様子だ。



「そのメンバーは既にこちらで決めておる。では早速、発表しよう!」





ちょっと待って!っと言わんばかりに動揺する特攻隊、兵士達。


他の親衛隊や警察隊の兵士は、自分達には関係ない事だから、落ち着いていた。








「今回、私が選んだ兵士は……」





いよいよ発表だ。



ブラム兵長の後ろに、大きな名簿一覧が貼り出された。







「隊長 ベシー・フロリオと、世話役 ルーサー、クレイグを中心とした計10名の隊員を選んだ。そのうち、他7名を読み上げる」




貼り出された名簿の字は、後ろの者には充分に見えていない。


ブラム兵長の言葉に、皆が聞き入った。







「新、選抜兵メンバーは









リズ・ハクルート

マルコム・チャールトン

ケイティ・ダグラス

ドロワット・フォード

ゴーシュ・フォード

ディラン・カーライル

ハンナ・アクランド





この7人に任命する!」








……えっ。


私も今、初めて聞いたばかりだから驚いた。


なぜなら、この中にケイティさんとリズとディランがいたからだ。



特に、ケイティさんは以外過ぎる。


あの人が本当に戦えるとは思ってなかったからね…。




「選ばれた7人は、この後そのまま残るように! では以上。解散!」




私達以外の兵士は、綺麗に列に並んで退場した。










人が少なくなっていく中、1番初めに目が合ったのは、ケイティさんだった。


< 16 / 60 >

この作品をシェア

pagetop