Ray





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「 さって、これからオリエンテーリングらしいので優勝目指してがんばろ! 」


聖王学園プライベート宿舎、春の里前。


私たち瑛ちゃんチームは他のチームよりとても気合いが入っていた。


他のチームはここに来るだけで疲れたのか、顔がぐったりしている。


「 なーんか、他のチーム元気ねぇなぁー。これだと優勝なんて俺らが貰ったもんだぜ! 」


「 しっ!そういうのは大声で言わないの!岩永!早く行こ! 」


そう嫌味ったらしく言う立花くんの口を芽依がすかさず抑えた。




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