Ray






私は俯いてた顔をあげた。



すると立花くんはニッと笑った。


「 ……梶原葵。好きなんだろ? 」


「 ……っ。えっと…… 」


……ばれてたのか……


「 まずは彼女から引き離すところからかな! 」


「 立花くん! 」


「 ははっ! うそうそ! ここなりに頑張れ! 相談はのるし! 」


……立花くんの笑顔は元気が貰えるな……


「 ……ありがとう! 」


「 おう! 」


葵くん……最近全然会ってないし話してないけど今、何してる?


私は教室から見える空を見上げながらそう心の中で思った。





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