ヘタレ達のお姫さま

鼻血王子



「あー!!やって来ました入学式!!」

「高校生だわー」

「ふっ…何その高校生だわーって…当たり前じゃん」

「「相変わらず冷たいなぁ…」」

「はいはい」


冷たくて悪かったですよー

というわけで、私の親友の六花(リッカ)と桜(サクラ)

六花は運動神経抜群でいつでも元気、リーダーシップ抜群で、背が高くてモデル体型で、顔が可愛いというモテモテなタイプ

桜は優しくて、小動物的な感じでちょっと天然、守ってあげたいと思う、小さい背のこれまたモテモテの可愛い系なタイプ

そして、私、神谷彩月(カミヤサツキ)は、

背は普通、勉強はできるけど運動神経普通、可愛さ普通、優しさ普通、クールさ最強の、六花達によると、さばさばなタイプ

私サバ嫌いなんだけどな


六花「じゃあクラス行こう!!」

桜彩月「おっけー」


ここの高校は青桐高校

あれ?クラス発表は?と思ったあなた?

ここの高校は、先にクラス発表が手紙で届くんです

私達は3人で5組

結構嬉しかったりするんだー

二人には絶対言わないけど


ガラガラ

「おはよー!!」

「おはよう♪」

「……あい」


ドアを開けて挨拶

上から、六花、桜、私

すると教室にいた10人くらいの人がおはよーと言ってくれた


六花「席順は~っと…」


六花と桜は前の黒板に貼ってある座席表を見ている


桜「彩月!!私達3人縦に並んでる!!」

六花「前から桜、私、彩月!!彩月は一番後ろ!!」

彩月「ホント?やったー」

六花桜「…」

彩月「な…っ!何?!」


な…っ!なんか…じっと見られてる…

どうしたっていうの?!


六花「彩月ってさ…」

桜「多分同じこと考えてる」

六花桜「「オシャレしたら相当可愛い」」

彩月「え?!え…ちょ!!やめっ!」


私、なんかいじられてる…!!

髪形とか…お化粧とか…

こ…こわい……






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