カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「最近、冷たいな…皆…俺達のコトを気に掛けているぞ」


「元々、これは偽装の仲。別にいいじゃない」


「正式に新事業部に異動が決まった。お前はこのまま、PR課に残るらしいな。沢木部長との間で何かあったのか?」



逸希は私と沢木部長が別れたコトを知らない。



「私達は何れ結婚する仲。夫婦となる者同士が同じ課に異動は無理でしょ?」


「でも、偽装だと沢木部長は知っている」


「沢木部長と私は別れたの!逸希が私にダイヤのリングをプレゼントしたりするから…沢木部長が怒ったのよ!!」



私は薬指のリングを外して、逸希に投げつけた。










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