カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「莉那、どうした?」


「別に…テレてるワケじゃないから・・・」


「本当はテレてるクセに…嘘つきだな。莉那」


「嘘つきって・・・」


「スープ冷めちゃうし、食べよう」


「うん」


コーヒーに程よく焼けたトースト、目玉焼きのベーコン添え、コーンとレタスとプチトマトのミニサラダ、温かいコンソメスープ。


デザートはドライフルーツのヨーグルト。


「逸希、料理出来るんだ」


「一人暮らし長いから…莉那は?」


「私はそれなりよ」


「ふうん。そっか…近い内に莉那の手料理もご馳走になるよ」


「別にいいけど・・・」


私は温かいコンソメスープを啜った。




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