カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
二人で向かい合わせに座って朝食を食べる。

今日は日曜日。

一人なら、昼まで寝て、朝食と昼食を兼用に食べている所だけど。


逸希は食べながらも、瞳は私をずっと見つめている。


「逸希、余り見ないでくれる?食べている所を見られるのは恥かしい・・・」


「ずっと見ていないと…莉那が消えてしまいそうで・・・」


「ずっと…逸希のそばに居ます。だから、見ないで」


逸希のせいで、私も恥かしい台詞を言う羽目になってしまった。


「本当に?」


「結婚もするから…」


「じゃ~早速…莉那の家に挨拶に行こう」


「逸希!?」

恋は盲目だーーー・・・
心を通い合わせたのは良いが、逸希の劇的な変化に戸惑っていた。


「逸希変わり過ぎ!元に戻りなさいよ!」


「莉那はテレ屋で突っ張った所がある。俺が一肌脱ぐしかないと思って。一途なオトコは嫌か?」



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