ハートロッカー
「いい考えだと思わないか?

その日に掘り出し物のレコードが手に入るかも知れないぞ?」

それに関してはいい特典かも知れない。

もしその日に掘り出し物のレコードが入ったら、その日に手に入れることができる。

「乗った!」

俺は叫ぶように言った。

「ありがとう、太くん!

じゃあ、早速だけど今週の土曜日大丈夫かな?」

「はい、空いています」

「よし、そうと決まったら話は早いな!」

九重さんが笑顔でうなずいているけど…未だに彼の考えていることがわからない。

まあ、こづかい稼ぎもできるし、掘り出し物のレコードも手に入れることができるし、三春さんにも会えるからバイトをしてもいいかも知れない。
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