スイートな御曹司と愛されルームシェア
「でも、私は退職する予定だったから、私が担当できる講義はないんですよ?」
「それは英進会の講師と話し合って、何コマか分けてもらうとか、生徒募集をもう一度大々的に行うとかして……」

 恭平のはっきりしない言葉からは、咲良の仕事がまだないことだけはわかった。だが結局、塾としては親会社となったTDの決定に従って、今まで通り運営を続けていくしかない、ということで会議はお開きになった。

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