禁×恋
「ふぅ・・・寒いなぁ。」
今は、学校へ向かっている途中です。

学校へ着く途中、

「おっはよぅ‼菜子‼今日も寒いねぇ…」
「あ、おはよう、愛結ちゃん、」

この子は倉橋愛結ちゃん、私の大切な、親友なんです。

「あ、そうそう、菜子知ってる?今日、転入生が来るらしいよ~?」

「え、そうなんだ、あゆちゃんは、相変わらず、情報通だね。」

「そーぉ?」

転入生かぁ…こんな時期に、珍しいなぁ。一体どんな子だろう。

こんな思考を頭に張り巡らせていると、

「あ、そうそう、男らしいよ、イケメン、こないかな、」

「あ、あゆちゃん・・・」

そんなこんなしているうちに学校についた。

教室に向かうと、私の席の隣に新しい机と椅子が置いてあった。

私の席は一番、窓側。そして。クラスの生徒の数が、奇数。だから、

一つ、ポツンとある席なんです。

「おぉ、菜子の隣じゃん!いいねぇ、イケメンだったらサイコ~じゃん!」

愛結ちゃんが大はしゃぎ。男の子、仲良くできるかな・・・?

そして、

「席付けー、HR始めるぞー。」

担任の倉橋先生がきた。
苗字をみて気づいた人もいるとおもうけれど、

実は、倉橋先生、あゆちゃんの叔父さんなんです。

「倉橋叔父さんせんせーい、今日、転入生がいるって本当ですかー?」

ほら、愛結ちゃんが倉橋先生にふざけて問いかける。
それに、倉橋先生は、
「コラー、お前はちゃんと倉橋先生て、呼べよ‼あと、転入生は俺のセリフだ、バーカ」

と、こちらもふざけてる。

そして、倉橋先生が、

「ごほん、今日は転入生がいる。自己紹介を、してもらう。おい、入れ、」

と言い、ドアの方を見る。そして、

「滝沢洸です、」

男の子がはいってきた。

私はその顔を見て、びっくりした。

だった、昨日の男の子だったから。
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