禁×恋
「じゃぁ、滝沢は、如月の隣の席な。」

そういって、倉橋先生は指さす。
「よろしく。」
滝沢君は、さも当然のように私をみる。
「あ、は、い。」

私はぎこちなく返事をする。

「どうかした?」

滝沢君が、聞いてくる。私は小声で、

「あ、あの、昨日の人、ですよね?」

すると、

「うん、そうだよ、それがどうしたの?」

と、無表情で聞いてくる。

「えっと、なんか、普通によろしくって行ってきたので、昨日のこと忘れたのかなって」

私は本心を、そのまま伝えると、滝沢君は、クスッと笑い、

「ほら、昨日、またねって言っただろ?」

といった。

「あ、そういえば。」


「こら、そこ二人、社交的なのはいいが、話をきけよー?」

「あ、」

「はい」

倉橋先生に怒られて、HRは終了。

休み時間になりました。
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