背番号1 ~白球にのせた恋心~


  〔試合のことなんだけど…〕


  「あ、はい。どうされました?」


  〔やっぱムリだわ。〕


  「は?…」


  〔俺しばらく動いてねーし。ダリーんだわ〕


   な!なんて自己中なんだこの人は!


   こんなんの彼女?ふざけんなよ!


  〔わりーな。そーゆことで。あ、練習は気が向いたらいくから。〕


   
   こなくていい!と言うのをひっしにおさえ、


  
  「そうですか。わかりました」


   
   と、笑顔で言った。








 
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