やっぱりあなたの事が好き
「俺……、大村の事、可愛いって思ってんで……」


でも、やっぱり顔を見て、しかも素直な自分の気持ちを言うのは恥ずかしい。

だから、俺は大村の腕を掴んだまま、俯いて言った。

だけど、大村は何も返事をしてこない。


やっぱり、嫌やったかな?

だって、俺の事、避けてたもんな……


俺はチラッと大村の顔を見上げる。

すると大村は真っ赤な顔をして恥ずかしそうにして、固まっていた。


えっ……、なんで?


そんな大村を俺も固まったまま見つめる。


そして、少しの沈黙。

先に口を開いたのは――…


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