冷酷男子に恋をする
部屋を出たときに、向かいの部屋から出てきた真城くんと鉢合わせする。
「…はよ。」
「おはよ。」
「蹴られたんだ?」
「なんで知ってるの?」
「丸聞こえ。」
「え…。」
「お前の部屋のベッド、使えば?」
「真城くんと一緒に寝るの?!」
「んなわけねぇだろ。
俺、ソファとかで寝るから。
あ、もしかして、俺と寝たかった?」
「そんなわけないじゃん。
…それじゃ、真城くんに悪いよ…。」