冷酷男子に恋をする
「出来たよー。」
私がそういうと、みんながテーブルにつく。
そして、みんなでいたたぎますを言うと、食べ始めた。
茉菜と真城くんは、全く喋らない。
そのせいで、私と奈緒も喋れないでいる。
「りーちゃん。」
隣に座っている奈緒が小声で話しかけてきた。
「なに?」
「ナオくんと茉菜ちゃんって、仲悪いの?」
「…まぁ…。」
「私のせいだよね。ごめん。」
「ううん、いいよ。
私も、こんなに仲が悪いなんて、思ってもみなかったから。」