コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
「何でそんなことになってんの!?」

「実はねー……」



舞花によると、酔っ払いに絡まれたところを小柴くんに助けられて、運命の出逢いを果たしたんだとか。


舞花って本当に年下好きだよなぁ……。

彼女はふわふわしてるかと思いきや考えがしっかりしてるし、甘えたいタイプに見えて意外と逆だったりするんだよね。



「でもいいの? 小柴くんだって絶対忙しいから、あんまり好きな時に会えないよ?」

「全然大丈夫! 私は束縛されるのがダメだって、前の彼氏の時に学んだから。べったりしすぎない方がいいみたい」



そういえば、元カレ君とは彼の束縛が原因で別れたんだっけ。

サッパリと言い切る舞花は、実はあたしなんかよりよっぽど男らしいと思う。

最近になって、あたし達はまるで中身が逆になってきたような気がしてならない。



「そっか……わかった。舞花の恋、全力で応援します!」

「ありがと縁ー!」



今度こそひしっと抱き合うあたし達。

舞花と小柴くんか……わーなんかワクワクする!

那央が帰ってきたら要相談だ!




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