eternal Lovers

茉実は気を利かせてくれたみたいで…
2人きりになっちゃった…。

「行っちゃったね。」

「あ…そうですね…。」

「華奈美ちゃん、お腹空いてない?」

「え、まあ…少し。」

「俺、お腹ペコペコなんだ!ご飯食べるのつきあってもらってもいい?」

「あ、いいですよ。」


あたしと津川さんは話ながら牛丼屋さんに行ってご飯を食べた。



でも…話なんか覚えてないし、牛丼の味も覚えてない。



あたしの頭の中はご飯どころじゃない。


言わなきゃ…自分の素直な気持ち。

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