Kiss of a shock ~涙と~
かつて、そう言われた事があった。


だから、身体を鍛えて…学んで…もう誰にも言わせない。そのためだけに…。


「俺が非力か、確かめさせてやるよ、お坊ちゃん。」


「くす、やだなこれだから野蛮人は。何でこの俺が君みたいなのを相手にしないといけないんだい?」


「怖いのか?」


「その台詞もお決まりすぎて、つまらないな。」


健二は笑って雨に打たれる男を見やった。


「無様な君の顔を覚えていてあげよう。名前は?」
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