Kiss of a shock ~涙と~
石化したみたいに動けなくなる。


何て、返したら良いのか一瞬分からなくて、考えている間に再び声をかけられた。


「万理香ちゃん?いる?」


万理香は後ずさり、扉をみつめた。


何をしに来た・・・の?


今は戦う気持ちにはなれない。


とてもじゃないけど、勝てる気はしないもの。


「・・・っ、帰ってください。」


掠れた声で言って、返事を待つ。


「・・・良かった、やっぱりいたんだね。大丈夫なの?」


・・・


無言でいると、言葉を続けた。


「もう1週間だよ?」


1週間?


何のことを言ってるの・・・それとも、また何か・・思惑があるのだろうか。


「仕事、ずっと休んでるって?」


「・・・え?」


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