Kiss of a shock ~涙と~
万理香は、えっと呻いてたじろいだ。


健二とデートなんて、考えられない。


この人は、私の傷を抉る…。


それも怖い。


「そんなに警戒しないでよ。あ、じゃあこういうのはどう?万理香ちゃんの1日を俺が買うの。100、いや万理香ちゃんなら200でいいや。」


万理香は眉間にしわを寄せて、頭を振った。


「健二くんの、そういうところ嫌い。」


思わぬはっきりとした言葉、いや、予想通りか。


健二は微笑んで言った。


「どうして?お金は必要だろ?」
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