総長に恋したお嬢様
憐斗さんはそう言うと私の正面に座った。

「突然連れてきてしまってすまない。
ちょっと理由があってさ。少しの間ここにいてもらう。
まあ今日中には帰すけどな」

憐斗さん、時々口調が変わるような気がする。

大人の口調のときと高校生っぽいときと。

ぽいっていうか高校生なんだけどね。

「ここは少しの人しか出入りできないから安心しろ。
いいやつばっかりだから」

「そうですか…。っていうかここどこなんですか?」

「ああ、言ってなかったな。竜龍の溜まり場ってとこかな」

「竜龍って?」

するとじっとこっちをみる憐斗さん。

「お嬢様には縁がないだろうけど…
暴走族だ」

暴…走…族…
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