総長に恋したお嬢様
月曜日。

なんだか様子がおかしかった私を心配した美樹が私を屋上に連れていき、

なにがあったのかを聞いた。

そうして私が途切れ途切れに金曜日のことを話すと美樹は真っ青になった。

「れ…い…」

そう言うと抱きついてきた美樹。

「ごめん…ごめんね、私がもっと
気遣ってれば…」

目に涙を溜めて言う美樹に、

胸が熱くなった。

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