クラス×BR法(R18)




「「「「奈々子!!!逃げて!!!!」」」」




・・・・・・え?
愛実の声が聞こえた気がした・・・




「「「「奈々子!!!早く!建物の中に入ってぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」」」





凄く大きな声が聞こえた
愛実が建物の中に逃げろと言われて私は逃げた



「・・・!?葉菜!!」


まさか・・・・葉菜が・・・生きてた


頑張って建物の方に向かって来てたから
私は葉菜と一緒に中へ逃げた











気づいたら奈倉の目の前に小さなボールらしきなものが
飛んできたのに気づいた



まさか・・・手榴弾!?





そう思った私は建物の中を通り抜けて
反対側のほうへと逃げた




次の瞬間



あれは手榴弾だ






物凄く馬鹿でかい音がして
建物が少しだけ破裂した





「葉菜、大丈夫!?」

「・・・n」


脈はある、息もしてるから生きてる

でも応急手当したい
救急箱持ってないのかな・・・誰か・・・




「奈々子、葉菜、大丈夫!?」

「愛実・・・・・・」

「葉菜!!怪我してるじゃん!丁度よかった、ねぇ大山!あんた救急箱貸して!」




愛実・・・

愛実が助けてくれた


やっぱり、愛実は凄いよぉ・・・







「でもさ、この手榴弾威力ありすぎ、絶対に見ちゃだめだからね奈々子」

「まぁ、俺の肩力のおかげでここまで飛ばせたんだからな」

「はいはい、そこは誉めます」




そうだ、あの手榴弾の威力は本当に凄かった



「威力ありすぎて、もしかするとみんなこっちに向かってくるのかな」

「とりあえず、ここから離れたほうがいいかもな」

「奈々子、いったんここから離れるよ、大山は葉菜を背負って」

「は!!!?まじかよ・・・」




私、さっきの言葉取り消す

生きていきたい


死にたくない・・・



みんなに自分が死んだ体を見られたくなかったから
この手榴弾の威力が
教えてくれた




死亡者 奈倉虎 塚田勇気
残り28人





でも、なんで大山がいるの?


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