あたしは、悪魔と契約しました。
でも、、、


1度罪を犯した人間に、神様は優しくない。


どんなにあたしが、忘れていようとも、、、


一瞬で神様は「幸せ」と言う、幻の夢をぶち壊す。


それは、いつだって突然で、、、


心に、深い、深い傷だけを残し、、、


癒してくれることは、ない。


儚い幸せな時間は、始まった同時にカウントダウンを刻む。


それはとても、静かで、、、


それなのに、確実に1秒1秒、、、進んでいく。


そして、こうして記憶を失った今だって、、、着々と進んでいた。


、、、哲也。


哲也は声を失い、記憶も失って戻って来たあたしに、、、


どうしてあんなに、優しくしてくれたの?

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