先生と恋をしました。


「俺のこと少しは好きになってくれたかな?」


「まだですね。」


「即答かよ…」


でも本当は先生に惹かれてますよ…


いつも私のことを考えてくれ…


守ろうとしてくれて…


先生の外見じゃなくて、内面に惹かれてるよ…


でもこれがまだ恋だって、先生が好きだっていう気持ちかわからないから…


ちゃんとわかってから言いたい。


だからもう少し待ってね…



「…先生、私先生と出会って少し買われた気がするの…

みんなの前では、いつもと変わらないかもしれないけど先生の前では本当の私で入れてる気がするの…


気持ちが楽になって、素直になってると思うんだよね…

これも先生のおかげなのかな?」


「…確かに少し変わったかもな…

初めの頃なんて常にツンツンしてたもんな。俺には特に。」


「別にツンツンしてたわけではないです。
あれが素です。」


「でも今のお前は良く笑うようになったな…

俺の前でもこんなに話すし、表情が柔らかくなったよ。」


「…先生…やっぱり先生のおかげだよ。」


「…そうか?お前が変わろうとしたからだろ?」


「でもそのきっかけをくれたのは先生だから!」


「…俺のおかげか…

あとは俺に惚れてくれれば何もないんだけどな?」


「先生もう少し時間ちょうだい…

待たせちゃうかもしれないけど、先生のこと嫌いではなくなったよ。

でもまだ自分の心がついていかないから…」



「俺はいつまでも待つよ。

高瀬が好きだから。」


「先生、ありがと…」


先生に笑顔でかえす。


先生もそれに応えるように笑顔を返してくれた。


「今日のお前は本当に素直だな!」


「こんな私、引きました?」


「いやむしろなお好きになったよ!」



「…先生、それじゃ私帰りますね。」


「おお。また明日な。」


「はい。さようなら。」


準備室から出て玄関へと歩く。


先生のこと本当に好きになりかけてるのかな…


愛おしいと思えちゃう…


お母さんやお父さんが好きという気持ちとは違う…


もっと大切に思えちゃう…


私にとって特別な人になってる…


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