あなたの隣ってあいてますか?



「2日連続で伊原さんと食事なんて、伊原さんそんなに私のことすきなん?」

「そうなんですよね〜」

「もう、上手いこと言うわ…」

私と清瀬さんは、羽田さんと待ち合わせした居酒屋に到着した。

「実は、後で羽田さんも来るんです」

「そうなん?やっと、OKしたんや」

「OKとかそんなんじゃないんですけど…」

「こんばんは〜、お疲れさん」

急に、羽田さんが来た。

その後ろにはもちろん、進藤さんもいる。

「いらっしゃい」

「伊原さん…」

そう言い、清瀬さんは真っ赤になった。

「私服のお二人可愛いな〜!な〜進藤ちゃん!」

「う、うん」

「まっ、皆揃ったし飲もうや」

「そうですよね。飲みましょう!」

「すんませ〜ん。生中4つ。
で、よかったよな?」

「はい」

羽田さんは、気を遣ってくれて注文してくれた。

「じゃあ、カンパ〜イ」

「「カンパーイ」」

その後も、羽田さんが場を盛り上げてくれて、なんとか沈黙にならずに済んだ。

進藤さんと清瀬さんは2人で会話することはなかったけど、最後に羽田さんが「皆でせっかく仲良くなれたんやから、連絡先交換しようや」と言ってくれた。

2人の進展があればいいなと思い、今日はお開きになった。

帰り際に清瀬さんが「今日は、ありがとう」と言ってくれた。

その笑顔がとても綺麗だった。



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