恋も試合も全力で!
迷ったあげく、言うことにした。
「実はあたし…裄と付き合ってるんだ」
「え、そうなの!? 知らなかったぁー! あっ、あたしのことは気にしないで? 好きってわけじゃないから」
必死にそう言う芽生。
そして『仲良くねー』なんて言ってくれた。
あたしは芽生と一緒に三人のところへと向かった。
「みんなー」
「あー、浅海ー! 遅いぞー!」
「ごめぇーん」
怒ったフリをする綾子に、悪気のない謝り方のあたし。