女神様
「生け贄を。」
「生け贄!」
「人間界の人間の魂を抜き取り。そこに神様の魂を宿させるのよ!」
「仮の姿ってわけよ!」
「そんな!」
「でも、誰でもいいわけじゃあないのよ。選ばれし者の体じゃあないと駄目なのよ。」
私は、ビックリした。生け贄?もしかして、私?
「その選ばれし者とは?」
「貴方よ!」
「えっ!でも、私は女」
「女でないと、駄目なのよ。
「どうしてですか?」
「元々、神の一族は、女の世界。その女の世界に男の子が産まれた。」
「神の世界に男が産まれた。何て悪夢なんだろうと。神々が嘆き悲しんだ。」
「そうして、神々は、考えた。男を女にする方法を。」
「生け贄」
「私は、何で選ばれたんですか。」
「貴方は、女神の存在ぬを信じてくれた。」
「それに、彼を好きになってくれた。」
「しかも私が見える。純粋な心」
「わかりました。それで先輩が戻るなら。」
「ありがとう。じゃあ明日の23時にね!」
私は、決心した。
次の日。とうとうその時がやってきた。
「ついにやってきた。」
「生け贄の儀式。」
私は、白いドレスを来て、ベットに横になった。これからなにをされるのか検討もつかなかった。真っ暗な部屋にテーブルには、ろうそくの明かりで、ぼんやり小さい小瓶が見えた。
「女神様。」
「先輩は?」
「今から呼びます。」
「その前にこれを飲んで。」
女神様は、テーブルの上の小瓶を取り、私に渡して、消えた。
「飲んだふりしとこう。」
私は、眠り薬だと思った。
「眠ったな。」
「では、始めよう。」
「神々よ、今から私に貴方たちの力をおかし下さい。この娘を神に捧げます。」
私の目の前に無数の光が舞い降りてきた。
その後、先輩の姿が見えた。
「彼女は、、。」
「女神いったい貴方は何をする気です彼女に何もしないって約束したよね」
「さあ儀式を始めよう。」
神々が口々にそう言った。
女神は、うなずいた。
「我ら神の魂と引き換えに、今この神の子と人間界の子との結婚を許したまえ。」
「女神様。」
私は、驚きの余り目を開けた。
神々の前に巨大な光が降りてきた。
そう先輩のお父さん、神の王様が現れた。
「お前達なにをしてる。」
「聞いて頂けましたか。」
「聞いたがお前達のしてることがわかってるのか。」
「神の決まりにそむいた。そのばつはうけます。」
「でも、一言言わせてください。親なら子の幸せを願ってあげるべきじゃあないですか。」
「女神貴方のおっしゃる通りです。」
小さい光が降りてきた。
「お母さま。」
「私達もそうやって幸せになれたのだから。」
「私達って。」
「私もかつて女神になる前に、人間界にいたのよ。王さまも、彼と一緒で人間界に修行に来てたの。」
「貴方達みたいな出逢いではなかったけど、王さまと恋に落ちたのよ。」
「どんな風に。」
女神様が言った。お母さまは、照れくさそうに話した。
「あるとき私は海で遊んでたの。そしたら、急に脚がつってしまい。溺れそうになったの。その時1つの光が見えたの。」
「そして、私は助かったの。」
「私は彼に恋をしてね。」
「彼が神の子と知らずに付き合ってた。」
「そして、王さまが神の世界に戻る時私は、王さまに言ったの。何時までも貴方の心の中に居ますとね。それで、しばらくして、夜に無数の光が私の枕元に降りてきて。」
「貴方は彼を愛して居ますか。そして、永遠に彼の側に居たいと思いますか。」
「私は涙を流しうなずいたの。そしたら私の目の前に王さまが降りてきて。私に指輪をくれたの。神の世界に来てくれと。」
「王さま貴方は、何をためらっているのですか?」
「ワシは、神の世界を汚したくないだけだ。」
「....。」
お母さまは、一瞬黙りこんだ。
「お父様、訳を話して下さい。」
「ワシがお母さんと結婚したとき、ワシは、父親に反対された。だが1つだけ方法があると、ワシはその方法を聞いた。だがその方法を聞いてワシは、驚いた。ワシには兄弟がいた。姉が女神の姉がいた。その姉の血を抜いて。結婚相手に飲ませれば、結婚できると。」
ワシは姉に訳を話して、少し血を分けてもらい、お母さんに飲ませた。でも、父親は、横に首を降った。
「お前は、何をしてるんだ。その前に彼女の全ての血を抜き取らなくては、ダメだ。その後女神の全ての血を抜きとり、飲ませなければダメだ。」
「血を抜けと!」
「姉は、私に血を抜き取れと言った。でも、それは、死を意味する。だから、ワシは反対した。姉はワシが幸せになるならと、ナイフで手首を切り、鍋に一杯の血を差し出した。」
「ワシは一晩中泣いた。なき明かした。」
「お前は、それが耐えれるのか。」
「女神お前もだ。弟の幸せを心から願えるのか。」
その時、お母さまの姿がないことは、誰も築かなかった。
「それはできません。」
「お父様。私は、諦めます。」
「そんなこと、女神様と、彼に聞かないで下さい。私は、諦めます。」
私は、悲しみのあまりそう叫んだ。
その時、どこかでものすごい音がした。
その音の方に行ってみると。
お母さまがナイフを持って倒れていた。
「お前。」
「幸せにしてあげてね。」
「お母さま。」
皆口々にそう言った。
「幸せって何だろう。」
「これが神の世界なの?」
「そんな神様になりたくない。」
私は、泣きながらそう言った。
「彼女の願いを無にする気か。」
「、、。」
「王さま神になる意味を教えて下さい。」
「わかった。」
「君は、人の幸せを祈ったことはあるか。

「それがどんなに素晴らしいことかを」
「それが神になると言うことだ。」
「祈るそれが全てなんだよ!」
王さまは、私に言った。
「世界中の命を全て管理する」
「それが神の役割」
「地獄の神と天の神」
「それを支配するのがワシだ。」
「女神お前のお母さんは、ワシに逆らった。」
「じゃあ今は。」
「地獄の神のところだ。」
「お母さま。」
その頃地獄では、お母様と地獄の神が話あっていた。
「何しに来たんだ?」
「お久しぶりです。私は、死にました。」
「王さまに背いたのか。」
「はい。覚悟はできてます。」
「ワシはお前をこの地獄におくことは、できない。」
「でも、おきてに背いたのですよ。」
「さっき全てを知った。お前が何故ここに来たか。」
「お前のしたことは、神の了解を得てしたこと。」
「了解なんて、もらってません。」
「嫌、神々が認めておる。これを見よ。」
地獄の神がお母さまに、紙をさしだした。
「王さま。」
「女神、おまえは、天の世界に戻ること、良いな。」
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